災害対策できる注目の耐震補強とは

耐震診断の結果、建物が倒壊する可能性があると判断される場合は、どのように建物を補強するかの計画を立てる必要があります。

そのための設計を「耐震補強設計」と言います。

これを実施するには、建物や設備の使い勝手・耐震改修工事の費用・工期、など様々な点を考慮して行われます。

一般社団法人・日本耐震診断協会では、耐震診断・補強設計を自社で行っています。

耐震改修工事には、性能や施工の条件などにより3つの方法があります。

「免震補強」「制震補強」と「耐震補強」の3つになります。

このうち耐震補強とは、建物の固さや粘り強さを高める工法になります。

補強工事の例としては、後打ち壁という鉄筋コンクリートの壁を新たに増設します。

これは建物の内部・外部どちらにも建てられるというメリットがあります。

他に、建物の外側に鉄骨ブレースを増設して補強を行う方法があります。

これは既設の壁やサッシュの解体が少なく済むメリットがあります。